以前から引っかかっていたことなのですが、出生前検査の担い手を考える場合に、何かというと一施設に多職種が揃っているというイメージで、周産期医療施設が適切という考えが出てきます。本当にそうなのでしょうか? 周産期センターのような総合的施設なら、…
前記事で予告しましたが、厚生労働省の第5回NIPT等の出生前検査に関する専門委員会で、いろいろな立場の委員の方々が資料を提出され発表される中、柘植あづみ委員のご発表がたいへん重要な内容であると感じられました。ここで示された提言は、以前にブログで…
2021年3月17日、NIPT等の出生前検査に関する専門委員会の第5回が開催されました。 資料が公開されています。 NIPT等の出生前検査に関する専門委員会(第5回)の資料について ZOOMで会議を視聴することができましたが、ここへきてようやくまとまりつつあるよ…
今週はじめに、ニュースが飛び込んできました。 ↑残念ながらリンクが切れてしまったようなので、画像だけ貼り付けました このニュース、それなりの反響があり、画期的な変化だという声が聞こえてきていたのですが、まあ確かに20年ぶり方針転換というとそれは…
タイトルが違いますが、前記事の続きのようなものです。 前記事で次に書きますと予告した部分について、まずはちゃんと述べる必要がありますね。 内なる優生思想について ・NIPTが優生思想を助長するのではないかという危惧、障害者とともに生きる社会の実現…
3月6日7日の土日に2つのイベントがありました。(私たちが行っている医師対象の勉強会「FMC川瀧塾」(日曜午前)も加えると3つのイベントになります) 土曜の午後は、第4回新生児生命倫理研究会、そして日曜の午後は、第12回日本小児科学会倫理委員会公開フ…
染色体検査などの遺伝学的検査への消極的態度について考える記事を続けてきました。その裏にある心理や考えを探ってきたわけですが、それ以前に、どうもそういった検査の必要性の認識が甘い医師や、解釈のための知識レベル自体が低い医師がいるのではないか…