FMC東京 院長室

                                                                  遺伝カウンセリングと胎児検査・診断に特化したクリニック『FMC東京クリニック』の院長が、出生前検査・診断と妊婦/胎児の診療に関する話題に関連して、日々思うことを綴ります。詳しい診療内容については、クリニックのホームページをご覧ください。

その診療方針、本当に熟考して決めましたか? 平気な顔で選択肢を奪っている自覚はありますか?

先日当院を受診された方から、ちょっと気になる話をききました。 この方は、妊娠したので受診した病院で、初診時の問診票に、胎児に障害があるかどうか心配なので、受けられる検査があれば受けたいと言ったような内容を記入しました。これを見た医師から、「…

NIPTを扱う施設が林立してきましたが、どのように検査を扱っているのでしょうか?(ちゃんとやってるのか?)

NIPTの現状について問題提起する以下のブログ記事を書いたところ、それなりの反響をいただきまして、たいへんありがたいことと思う反面、まだまだ影響力は小さくて、肝心のところには届いてないなあと感じる今日この頃です。 drsushi.hatenablog.comこれを出…

妊婦健診のときに、「NTはどうですか?」「むくみはありませんか?」などと聞いてはいけない。

出生前検査・診断についての話題がマスコミなどで取り上げられることが増えるとともに、妊娠した人が胎児の状態を知ることに関心を持つことが増えてきました。ただ、残念なことは、一般の人たちが持っている関心ほど実際に妊婦健診を行なっている医師たちは…

お腹の赤ちゃんの大きさについて、心配している妊婦さん。それは普通なんですけど。医師の説明が悪いんです。

以前から気になっているのですが、当院に検査(特に中期以降の超音波検査)目的で来院された方に、「普段の妊婦健診で指摘されて気になっていることはありませんか?」と伺うと、けっこうな頻度で「頭が大きいと言われた」など胎児の大きさについての指摘を…

ISUOG 2018 国際産科婦人科超音波学会学術集会で感じた、日本だけが取り残されてしまう危機感

2018年10月20日土曜日〜24日水曜日に渡ってシンガポールで開催されていた、国際産科婦人科超音波学会の学術集会ISUOGに参加して来ました。 今年の学会では、私がベルギー留学時代にお世話になったProf. Jan Deprestが、産婦人科超音波分野に貢献した人物に贈…

出生前検査の実施について管理する立場の医師は、もっと謙虚かつ寛容であるべき - 日本人類遺伝学会に出席して

先週末、日本人類遺伝学会第63回大会と、それに引き続いて行われた全国遺伝子医療部門連絡会議に出席してきました。 ここで話題にしている問題に最も関連しているプログラムとして、『シンポジウム20 5年間の臨床研究から見えてきたNIPTの現状と将来への提言…

混沌としてきたNIPT事情。どうする日本医学会、日本産科婦人科学会。

先日、うちのスタッフがこんなサイトを見つけました。ここで紹介すると宣伝になるので、本当はリンク貼りたくないのですが、見ないとわからない部分もあるので、貼ります。 出生前診断におすすめの東京のクリニック5選【染色体検査等に対応】 このサイトはラ…