FMC東京 院長室

                                                                  遺伝カウンセリングと胎児検査・診断に特化したクリニック『FMC東京クリニック』の院長が、出生前検査・診断と妊婦/胎児の診療に関する話題に関連して、日々思うことを綴ります。詳しい診療内容については、クリニックのホームページをご覧ください。

0歳児の新型コロナウイルス感染の報告。どこから感染したのか?

書きかけの項目がいくつか残っているのですが、どうもそれどころではなくなってきて、新型コロナ関連の情報収拾で頭がいっぱいになってきつつあります。最前線で対応しておられる医療従事者の方々には、頭が下がる思いです。 私は、災害医療や感染症の専門家…

新型コロナウイルスと妊娠に関する情報

前エントリーの続きは現在執筆中ですが、その前によりタイムリーな情報を。 ISUOG (International Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology: 国際産科婦人科超音波学会)が、妊娠中の方向けに新型コロナウイルスと妊娠に関する情報をまとめたリ…

着床前診断について議論してきた人たちの倫理観に果たして一貫性があるのか?(その1)

先日、すごく残念なことがありまして、書き残さずにはいられないのです。 それは何かというと、着床前診断の指針の問題です。 着床前診断(preimplantation genetic testing: PGT)には3種類あり、それぞれ、以下の名称で呼ばれています。 ・PGT-M (monogeni…

NZで妊娠中絶が犯罪から医療行為に 40年ぶりの法改正

表題のニュースが配信されました。 これは、昨年8月にこのブログでも取り上げた法案が、可決されたものです。 ニュージーランド政府が中絶に関する画期的な法案を提出 - FMC東京 院長室 当初は、この法案の可否についての投票は執り行われないと予測されてい…

ネット記事は、何を目的としているのか。ただセンセーショナルに煽るのでは、人を不安に陥れるだけで、害でしかない。 - 時事メディカルの記事『中国で重症妊婦が死産』の問題点

新型コロナウイルス関連で、いろいろな情報が飛び交い、すべての国民が不安な日々を過ごしていることと思います。しかし、その不安の多くの部分が、不正確な情報の拡散に起因しているように思われてなりません。先日も、JBpressというメディアが、とんでもな…

『旧』施設認定・登録部会から届いた文書への反論を記します。

前記事↓で公開した文書への反論です。 drsushi.hatenablog.com本当は、返信を送って議論を続けたいのですが、前記事にも記載したように、既に議論の相手がいませんので、本当にやり場のない気持ちを込めて、せめてここで吐き出させてもらおうかというところ…

旧 日本医学会「遺伝子・健康・社会」検討委員会「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」施設認定・登録部会から返事が来ました。

表題のように、返事が届きました。 この書類、1月20日付なのに、届いたのが3月4日なんです。このタイムラグは何だったのでしょう?どなたか、3月2日にアップした私のブログ記事を読んで、慌てて送ってきたのでしょうか? 何を隠そう、3月4日は私の誕生日だっ…